どうして幼稚なデイサービスばかりなのかーー。お金持ち込みは禁じられ、皆で歌を歌って塗り絵をする光景は「まるで老人の幼稚園」などとやゆされる。団塊世代が後期高齢者になる今後、古いデイサービスの概念を壊していく必要があると、高崎市井野町に次世代型デイサービス「日高デイトレセンター」を立ち上げた。パソコン、書道、ゴルフのパターなど個性や趣味に対応できる多彩なレクリエーションで自主性を引き出し、自立支援につなげる仕掛けにこだわる。地元スーパーとコラボした移動販売車は、手足の不自由な人の買い物とリハビリ支援に。送迎用タクシーでステイタスが上がり、業界の活性化にも貢献する。
ことし1月に開所して以来、利用者数、売上実績はいずれも右肩上がり。損益分岐点を7ヶ月目で超えた。「やりたいことは自分で決める。自己選択、自己管理、またそれを実現できるように支援することが我々福祉のプロの仕事」が持論。日本のスタンダードを目指す。
若いスタッフのお陰。地道に頑張れば認められる。地域福祉のため、これからもイノベーションを発信していきたい。
「えだまメンチ」は、地元特産のエダマメを入れたメンチカツ。沼田市から「沼田の新名物を」と依頼を受け、一昨年に開発した。
掲げた販売戦略は(1)沼田でのみ味わえる地域限定メニューにする(2)商標登録をして権利を保護するーの2点。大好評で、市内の学校給食にも提供するなど「経済効果2500万円」のヒットに。現在は10店が取り扱う。「2018年度までに20店との想定を上回るペース。30店に上方修正した」と説明した。レシピを公開、コンテストも計画しており、「実を結べばB1グランプリにも出店でき、5億円以上の経済効果を生む」と強調した。
これを機会に沼田で食べてほしい。先生や地域の人の支えに感謝します。(山田智夏さん)
微生物から発見された新しい酵素に強力な洗浄力があることに着目。医療用専用洗剤として製品化し、同時に酵素の洗浄効果を最大限に引き出すための専用洗浄機を開発、製品化を説明した。酵素を発見した福島大と企業などの連合体を構築、開発から製造、販売をネットワークで結ぶ事業化案を説明。これまでの医療用洗浄剤が強いアルカリ性で、医療機器を腐食したり、人体や環境に有害なのに対して、新しい洗浄剤は生物由来の物質で人や環境に優しいこと、粉末化などで保存性が向上できる点などのメリットを指摘し、「群馬発」の技術、製品として国内外の販売を提案した。
新しい事業を始めようという時期に素晴らしい賞をいただき、大変、感謝している。
救急医療の現場で医師らが必要な情報を簡単に共有できる「EGカード」のシステム開発と普及への意気込みを語った。医療関係のシステム開発に携わる中で、本葉に必要な最小限の情報を素早く得るのが難しいことに問題意識を持っていた。EGカードは地域のかかりつけ医が発行し、患者は常時携帯する。緊急時にスマートフォン(多機能携帯電話)でアクセスし、病歴や飲んでいる薬など患者の基本情報を読み取る。電子カルテと異なり、パソコンがなくても使える。
実現すれば救命率は確実に上がるが、社会基盤の整備が不可欠なため、今後は医師会などにアピールし「全国の模範となる姿を群馬で示したい」という。
このプランは妄想から始まった。これからも楽天的な妄想を続けていきたい。
本県は「ググっとぐんま観光キャンペーン」を行うなど、近年は観光に力を入れている。10年間の東京都内での一人暮らしとホテル勤務の経験を生かした女性の一人旅支援策を提案した。
「旅篭(ほたご)茶屋」は商店街の店舗などを活用した施設。昔の旅篭のようなイメージで、女性が1人でも気軽に立ち寄ったり、泊まったりできるのが特徴。滞在中は趣味や特技を生かしたワークショップで地元住民との交流を促進し、「もうひとつの実家」にしてもらうようにする。女性の着地型旅行促進につながるほか、県内の観光客のリピーター増も期待できるという。
最初に名前が呼ばれて驚いた。これを夢の実現への第一歩として、努力を続けたい。
これから起業を目指す人達のビジネスプラン、
または既存事業とは別に新たなビジネスを計画している、いわゆる第二創業のプラン。
利根実業高校
生物生産科食品文化コース
長谷川 冬乃、山田 智夏、金井 祐樹、大畠 和輝
高崎高校
佐藤 寛太
高崎高校
串田 拓也
地方公務員
市村 均光
準会社員
星野 里紗
株式会社アドテックス 代表取締役
佐藤 弘男
生まれたての起業家で創業から5年未満の起業家を対象に、独自の新商品や新サービスの開発、または製造や流通などのプロセスで革新的な手法を開発し、発展している事業の実例。
株式会社フェアマインド 代表取締役
反保 敏彦
絹遊塾 工房 風花 染織家
板野 ちえ
ベジタブルガーデン株式会社
代表取締役
益田 智徳
創業5年以上でイノベーションにより事業発展を成している事業実例。新製品、新サービスで顕著な成長を遂げている事業や、既存のプロセスを革新しビジネスを発展させている事業。
または、本業とは別に新規事業を立ち上げ稼働させている事業の実例。
株式会社インテリアおおた
代表取締役
大田 治憲
株式会社エムダブルエス日高
代表取締役
北嶋 史誉
株式会社スタイルブレッド
代表取締役
田中 知