市場のニーズ、プレゼンテーション能力のいずれにおいても傑出した発表が多かった。聞いていて楽しく、決めるのがとても大変だった。
社会の課題として大きなものに取り組もうとしているのが入賞の一つのポイントだった。大賞の赤城深山ファームは農業再生という日本全体にとって大きなテーマで、具体的な取り組みを示したことが良かった。
共愛学園前橋国際大はシャッター商店街という大きな課題に具体的な解決策を示したことが評価された。BMZも製品やビジネスモデルの具体性が出ているところに好感を持てた。
O2Oapparelと勢多農林高は、群馬にとって夢を与えてくれるということが評価のポイントとなった。急きょ設けた審査委員特別賞の利根実高の発表では、アイス春巻きをぜひ食べてみたいと思った。
大きな可能性を感じながら惜しくも各部門の入賞に入れないものもあった。そういうところにはぜひ、審査員を見返してほしい。
いろいろな地域でこういう取り組みを拝見しているが、この群馬での取り組みは素晴らしい。これほど地域として組織的に協調しながらやっているのは、本当にすごい例だと思う。応募が倍ぐらいに増え、レベルも高まっている。みんなで群馬、日本を盛り上げていってほしい。