発見!アレルゲン!!
桐生高3年 根子優太さん
身近に潜む食物アレルギーのリスクに着目。確認が困難な視覚障害者向けに、原材料表示や独自のQRコードをカメラで読み取り、音声でアレルギー情報を知らせる装置を開発した。より多くの人が利用できるよう、実際の装置とアプリの二つでサービスを提供。障害の程度によって使い分けできるように工夫した。「技術だけでなく、ビジネスにつなげる視点も大切。事業化に向け、今後も挑戦を続けたい」と意気込んだ。
身近に潜む食物アレルギーのリスクに着目。確認が困難な視覚障害者向けに、原材料表示や独自のQRコードをカメラで読み取り、音声でアレルギー情報を知らせる装置を開発した。より多くの人が利用できるよう、実際の装置とアプリの二つでサービスを提供。障害の程度によって使い分けできるように工夫した。「技術だけでなく、ビジネスにつなげる視点も大切。事業化に向け、今後も挑戦を続けたい」と意気込んだ。
人身事故削減を目指し、危険運転を防止するアプリ「SRR」を考案した。スマートフォンのカメラで表情を読み取ることで、心拍数や呼吸数を検知。ストレスや怒りなど予兆があった際に音声で注意を促すほか、事前に登録した連絡先へ通報する機能も搭載した。スマホ1台で利用できる手軽さを生かし、タクシーや運送事業者向けに従量課金制での実装を展望。2人は「SRRの商品化を実現し、世界に広げていきたい」と力を込めた。
けがで車いすを使用することになった友人を補助した経験から、障害の有無にかかわらず、誰もが快適に利用できる公園の整備プランを発表した。整備対象に館林市の城沼総合運動場を選定。プランでは、車いすのまま乗れるブランコや段差のないトランポリンといったインクルーシブ遊具の設置、風鈴や花など五感で楽しめる環境整備の推進を掲げた。「みんなが平等に過ごせるようになってほしい」と共生社会の実現を願った。
人工知能(AI)問診システムと五感のデジタル化を融合し、あらゆる場所での病院診療を実現する「未来の医療」を展望した。「病院が苦手」という患者の声を聞いたことが発案のきっかけ。視覚と聴覚による情報に偏っている現在のオンライン診療を発展させた。AI問診と組み合わせることで、自宅にいながら対面と遜色ない医療につなげる。「ここ群馬から発信し、世界の医療に強烈な空っ風を吹かせたい」と強調した。
「移動できることは人間の本質的な幸せ」。神経を鍛える健康事業を発表した。自身がプロ野球選手時に経験した痛みなどを解消する役目を担おうと、接骨院を開業し、三つの神経に着目した。感覚神経には特殊なタッチで神経の滞りを改善する施術を実施。運動神経には高齢者の機能回復などを図れる療法、自律神経には副交感神経節を刺激する療法を施す。
「仲間を増やしながらメソッドを日本中に広めていきたい」
「地域のリスナーと企業がつながる新しい広告市場をつくる」。ユーザーが作成したラジオのプレイリストに合った広告を出稿できるアプリ「shelfs(シェルフス)」の魅力を伝えた。利用者は各地のラジオ局から番組を選んでプレイリストを作成。ターゲットを個人からプレイリストに変えることで、文脈に合った広告を提供できる。「利用者のストレスを軽減できる。企業も広告をリーズナブルな価格で出せる新しい選択肢だ」と熱を込める。
3台同時に短時間で洗車できるトンネル洗車機を使ったサブスクリプション(定額利用)の洗車サービスを展開する。本県と栃木県に4店舗を構え、1店舗当たりの会員は約2000人に上る。2027年までに本県近郊で20店舗を出店する構想を示した。「イノベーションは未来の当たり前をつくること」と述べ、「群馬で根付き始めた、いつでも、どこでも、気軽にできる洗車を日本の当たり前にしていく」と展望した。