
GIA2次審査 16組 ファイナル進出
10回目を迎えた起業家発掘プロジェクト「群馬イノベーションアワード(GIA)2022」(上毛新聞社主催、田中仁財団共催)の2次審査が22日、前橋市の同社で行われた。書類選考の1次審査を通過した50組が独自のビジネスプランを発表し、12月4日のファイナルステージに進む16組が決まった。
◎ビジネスプラン50組が思い込め
エントリーした522組の中から選ばれた2次審査出場者たちは、食や農業、服飾、福祉など、さまざまな分野についてパワーポイントを使って3分間で発表した。
食用コオロギを用いた持続可能なタンパク質の生産や、データサイエンスを活用した農作物の安定供給の実現、コーヒーの国産化など、それぞれの思いが込もったプレゼンに拍手が送られた。4人の審査員は経営者の視点から鋭い質問を投げかけていた。
起業や第二創業を目指す「ビジネスプラン部門」は高校生の部と大学生・専門学校生の部でそれぞれ3組、一般の部で5組が選ばれた。創業から5年未満の起業家を対象にした「スタートアップ部門」は3組、創業5年以上の事業者が対象の「イノベーション部門」は2組が最終審査への切符をつかんだ。
審査員は田中仁・ジンズホールディングスCEO、鳥越淳司・相模屋食料社長、荒井正昭・オープンハウス社長、清水直樹・上毛新聞社取締役営業局長が務めた。
ファイナルステージは、前橋市の日本トーターグリーンドーム前橋で公開で行う。10周年を記念し、実行委員5人によるパネルディスカッション、県内4高校の生徒によるダンスコラボパフォーマンス、高崎頼政太鼓の演奏など多彩な演出で盛り上げる。(中里圭秀)

22.10.23 上毛新聞掲載はこちら