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AI活用や海外進出 熱く トップ座談会 55社が意見交換

202409/05

 次代を担う起業家の発掘プロジェクト「群馬イノベーションアワード(GIA)2024」(上毛新聞社主催、田中仁財団共催)の実行委員と特別協賛社、パートナー企業らによるトップ座談会が4日、高崎市のGメッセ群馬で開かれた。参加企業の代表者が「今年度の抱負」をテーマに、事業発展に向けた取り組みや挑戦について、活発に意見を交わした。
 座談会は55社が参加し、6グループに分かれた。実行委員長のジンズホールディングスの田中仁CEO、実行委員のオープンハウスグループの荒井正昭社長と群馬銀行の堀江明彦常務、特別協賛社の糸井ホールディングスの糸井丈之社長とファームドゥグループの岩井雅之代表、上毛新聞社の高橋徹常務取締役営業本部長がそれぞれ座長を務めた。
 変化の激しい時代に対して各企業の代表者は、海外進出の強化、他分野への挑戦、業務効率化や生産性向上に向けた人工知能(AI)の活用、働きやすい環境で採用増といった新たな展望を発表し、議論を深めた。
 座談会後の懇親会で、上毛新聞社の関口雅弘社長が「皆さんが胸に秘めた地域貢献や社業発展への思いを感じた」とあいさつ。田中CEOは「群馬で増えている開業によって地域が元気になる。起業して人生の主人公になる人が増えてほしい」と願い、乾杯した。本年度新たに協賛企業となった、いちもんの木下隆介取締役、ATホールディングスの堀切勇真グループCEOもあいさつした。
 GIAは2013年に始まり、今年で12回目。「ビジネスプラン(高校生以下、大学生・専門学校生、一般の3部門)」「ベンチャー」の計4部門で、16日までエントリーを受け付けている。9月中旬に1次書類審査、10月26日に2次プレゼンテーション審査を行い、ファイナリスト15組程度を決定。ファイナルステージは12月14日、前橋市の日本トーターグリーンドーム前橋で開く。
(文 林哲也、写真 関口和弘)

掲載日
2024/09/05

24.09.05 上毛新聞掲載はこちら