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本県発映画でまちづくり 飯塚さん(前橋)大賞 13組、独自視点でプラン

202412/15

 12回目を迎えた起業家発掘プロジェクト「群馬イノベーションアワード(GIA)2024」(上毛新聞社主催、田中仁財団共催)のファイナルステージが14日、前橋市の日本トーターグリーンドーム前橋で開かれた。最終審査に臨んだ13組が社会課題の解決や暮らしの変革につながるような視点を持った事業プランを発表。最高賞の大賞はベンチャー部門で出場し、「『映画づくり=まちづくり』群馬発の世界で戦える俳優と映画づくりプロジェクト」を、顔に特殊メークを施し提案した映画監督、脚本家でスタジオ6.11(前橋市)代表社員の飯塚花笑さん(34)が輝いた。
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 応募323組から2回の審査を通過した中学生から社会人までが熱のこもった3分間のプレゼンテーションを披露。協賛社に加え、来場者が投票し、この結果を参考に慶応大の国領二郎教授ら6人が審査した。
 ビジネスプラン部門は、高校生以下の部で前橋商業高3年の江戸美月さん(17)、大学生・専門学校生の部で慶応大3年の渡辺光祐さん(22)、一般の部でデジタルスイッチ(渋川市)社長の田中秀彰さん(38)、ベンチャー部門はMU(ミュウ、高崎市)社長の村田悠典さん(35)がそれぞれ入賞した。今後の成長が期待される奨励賞には共愛学園前橋国際大3年の春山奈緒さん(22)が選ばれた。
 本県を拠点に活動するラッパー、NAIKA MC(ナイカ エムシー)さんの思いのこもった言葉のパフォーマンスで開幕。ブレイクダンサーのSHADE(シェイド)さん、Mako(マコ)さんはダンスで盛り上げた。本県にゆかりのある20~30代の若手起業家4人が起業への思いを語ったトークセッションもあった。
 実行委員長の田中仁・ジンズホールディングスCEOは閉幕後の交流会で「自分自身をイノベーションして人生を切り開いてほしい」と期待を込めた。GIA協賛社や歴代入賞者らが43のブースを出展した「群馬イノベーションマーケット」も開かれた。
(文 大楽和範、写真 新井諭)

24.12.15 上毛新聞掲載はこちら