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群馬イノベーションアワード52組を2次審査 15組ファイナル進出

202510/27

 13回目を迎えた起業家発掘プロジェクト「群馬イノベーションアワード(GIA)2025」(上毛新聞社主催、田中仁財団共催)の2次審査が25日、前橋市の上毛新聞社上毛ホールで開かれた。1次審査を通過した52組が独自のビジネスプランを発表し、14組がファイナリストに選ばれた。今後選ばれる敗者復活の1組を加えた計15組が、12月6日に開催されるファイナルステージに出場する。


 エントリー総数328組の中から選ばれた2次審査出場者は、構成にこだわった資料をスクリーンに表示しながら3分間のプレゼンテーションに挑戦した。医療や環境、街づくりといった幅広い分野に関わる斬新なアイデアが提案された。


 新製品を販売する際の需要予測システム、多文化共生の課題を解決するビジネスモデル、自然由来の素材を利用した新たな商品の開発など、発表者は仕事や生活を便利にする新しい仕組みを次々発表。「推し活」と「農業」を結び付けた流通革命を提案する参加者もいた。


 審査の結果、独自の新しいプランを考案する「ビジネスプラン部門」は高校生以下個人の部で3人、高校生以下団体の部で3組、大学・短大・専門学校・一般の部で4人を選出。「ベンチャー部門」は4人が最終審査に選ばれた。


 また、今回から設けられた敗者復活枠の候補として各部門から計4組を選出した。このうち、今後の審査会を通して絞られた1組がファイナルステージに進む。


 審査委員はジンズホールディングスの田中仁CEO、日本通信の福田尚久社長兼CEO、群馬銀行の堀江明彦常務取締役、オープンハウスグループの白井淳コミュニケーションデザイン本部長、上毛新聞社の関口雅弘社長が務めた。審査員は発表者に対し、ビジネスモデルの実現性や具体性などについて鋭い質問を投げかけていた。
 ファイナルステージは前橋市の日本トーターグリーンドーム前橋を会場に、公開審査で競う。(高橋和真)

掲載日
2025/10/26

25.10.26 上毛新聞掲載はこちら