
GIA挑戦、魅力語る 高女高と大間々高 並里さんオンライン講演
ビジネスのアイデアを競う「群馬イノベーションアワード(GIA)」で、2021年に大賞に輝いた伊勢崎商業高出身の並里璃王さん(慶応大2年)が11日、高崎市の高崎女子高、みどり市の大間々高に向けてオンライン講演した。両校の生徒がアイデアを生かす手段を学んだ。
高崎女子高では1、2年生10人が参加。並里さんはGIAに挑戦したきっかけや苦労、楽しかった記憶などを紹介した。経営者や専門知識を持つ人のアドバイスを得られるといった利点、魅力を強調し、自分の知識の中で問題意識を持ちながらビジネスプランを考えてみることの重要性を説いた。
質疑応答の時間も設けられた。生徒や教員らは、研究に要した時間や「ビジネスの発想をどこから得るか」といった質問を投げかけた。並里さんは、自分が面白いと思った分野に取り組むのが良いとし、「仲間をつくって楽しみながら、社会が持つ課題の解決に向けて頑張って」とエールを送った。
高崎女子高は、自ら考え、判断し、行動できる生徒を育成する県教委のSAH(スチューデント・エージェンシー・ハイスクール)に指定されている。丸橋覚校長は「生徒が自分のアイデアを生かすチャンスを知るきっかけになる」と話した。
(高橋和真)